幼なじみは先生







「ん…」

パチッと目を開ける

ボーッとしながら腰を起こす

「………へ…?」

ベッドの上にいる自分

カーテン越しから光を浴びる

いっくんは…!?

辺りを見渡そうとした時、瞳の端っこに何もかけないで寝てる彼がいた

「え?あたし、何で…」

それより!いっくん、熱あるのに何もかけないで寝てるじゃんっ!

自分のかけていた布団をいっくんの肩にかける

取り合えず息を吐いた

「ふぅ…」

腕を組みながら昨日あったことを思い返す

えっと…いつ寝たんだっけ?

なんて考えながらウンウンと首を捻る

「えっと…」

すると急に下から声がした

『何首捻ってんの?』

欠伸をしながらあたしのことを上目で見つめるいっくん

「へっ!?お、起きてたのっ!?」

『今さっき』

ズキューンッ!

ああ…!胸に萌えの矢が!
その上目使い、やばいです…!

『どうかしたのか?』

その言葉にハッとして鼓動を整える
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