幼なじみは先生


「‥お腹空いたねー!あ!いっくん何か食べたいのある?あたし作るよ!」

ヘヘ‥と笑っていっくんに笑いかける


『おう、サンキュ』


「あ!」


テーブルに置いてた体温計をいっくんに差し出す

「その間、熱でも計っててね」


"じゃ"と言い残して台所に向かう

「はぁ…」

あの話題…振らなきゃ良かったな…

なんて後悔の思いが胸に募る

あんな顔みたい訳じゃなかったのに…

「はぁ…」

また溜め息

ダメダメ!朝ご飯作らなきゃ!

腕捲りをして気合いを入れる

「おにぎりでいいかな…?」

なんて呟いて昨日の残りのお米を電子レンジでチンして握る


それからワカメと豆腐のお汁を作って完成した

梅干しおにぎりとサケのおにぎり4つとお汁を乗せたおぼんを持ってまた二階に行く

ガチャッ
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