幼なじみは先生


『ハハッ』

いっくんは笑い出した


「なっ!そんなにわらわなくたっていいじゃんかッ!いっくんのバカっ」
『ごめん、でも真白ならなれるかもな』

いっくんのバカ…

普通、"なれない"っていうでしょ?

そんな真面目な顔して"なれる"なんていわないでよ

あたし、もっといっくんのこと好きになっちゃうじゃんか…

「ハハッ!あたしの夢はパティシエですから〜♪」
ちがう、ちがうのいっくん。
あたしの一番の夢はいっくんのお嫁さんになること何だよ?

全身からあたしの思いが伝わればいいのに

すると、いっくんが微笑んだ

あたしの鼓動が速まる

『だったら、まずはカレー作りの練習だな
頑張れよ?じゃぁ俺、一旦教室行くから。大人しく寝てろよ?じゃあまたな?』

ガラッ

「あっ!待って!……あ、えと…何でもない…です」
『そうか?じゃあ俺行くから』

パタンッ

「……行ちゃっ…た」

「あああぁぁぁ〜!!」
あたしは保健室のベッドに飛び込む
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