幼なじみは先生


ガチャッ


靴を履いてカバンを肩にかけるとドアを開けた


「行ってきまーす!」


お母さん達の声を聞いてドアをパタンと閉めた


雪、大分積もったなぁ…

なんて思いながらアスファルトを歩く


「寒っ‥」


そう呟くと同時に後ろから声がした


「真ー白ー!」


クルッと後ろに顔を向ける

「あ‥杏!」


大きく手を振って名前を呼ぶと杏が飛びついてきた


「わっ」

思わず足がよろける


「真白のばかぁ‥昨日何でメールの返事くれなかったの」


ひどい〜っと言って半泣きの杏


メールって‥‥


そういえばいっくんとのお出掛け?でカバンと携帯忘れてたから気づかなかったんだ…


「ちょ…ちょっと待ってね」


そう言って受信メールを開く


パカッ



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