幼なじみは先生


タンッタンッタンッ

階段を駆け上がりあたしは教室に向かった


ガラッ

「真白〜〜!!」

「…へ?にゃに?!」

あたしが教室に入ると親友の杏があたしに抱きついて来た

「来ないかと思って、心配したんだからぁ!
大丈夫?具合悪かったんでしょ?」

「うん、大丈夫だよ!ほら!このとおりッ♪」
あたしは微笑んだ

「よかったぁ!あっ!真白って、お昼終わったら家庭科部でしょ?」

「あ、うん。今日はチェリーパイ作るんだ♪杏に半分あげるね」

「やったぁ!真白の作ったデザートと料理はおいしいからなぁ。」

「へへっ!有難うね
あのさ、お昼ご飯、屋上で食べよ!」
あたしは笑顔で杏に言った

そしてあたし達は屋上へ向かった


ガチャ…

「杏!早く食べよっ!お腹すいちゃった」

「はいはーい!今行くから!」

パコっ

「いいなぁ!杏。
って!重大なこと忘れてたぁっ」

あたしは声を漏らす

「ん?どうした?」

「えとね、あたし今日…その…えっと」
やばい!もう少しで本当は貧血じゃないってバレるとこだった!

どう言えば…
あっ!そうだっ!
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