幼なじみは先生


ゴンッ

「いた…」

あたしは床に頭を打った
もう最悪だ…

すると上から誰かの声がする
『大丈夫か?』

「ほぇ?」

あたしは間抜けな声を発してしまった…

あ…この人って…

知らない!

「あ!しゅいません」

かんじゃった(汗)

あたしは笑ってごまかす
『あ…そうだ…お詫びにこれやるよ』
男の人はそう言うとあたしに何か投げてきた

「あ…パン
いっいいんですか?
有難う!」
あたしは微笑んでその人にお礼を言った

あ!杏が待ってるんだった!急がねば


あたしは屋上の扉の前に着くなり扉を思いっきり全開に開けた

「うわあ!何事!?」
杏が肩をビクつかせ、瞳を点にしながらあたしを見る

「あ…すいやせんでした(笑)」

あたしは吹き出しそうな口を押さえ笑いをこらえる

杏はそんなあたしを見て「どうしたーんですか?ましろんさーん?」
と言った
< 33 / 402 >

この作品をシェア

pagetop