幼なじみは先生
「あ‥真白…おはよ」
「おはよ」
笑みを浮かべて立ち上がる
「ごめん、あたし寝てたんだよね?」
眠そうに首をうとうとと揺らしながら欠伸をする杏
「別にあたしも少し寝たし。大丈夫!起きれる?」
コクンと小さく頷くと眠そうにゆっくりと起き上がった
「ご飯ありがとね、嬉しかった!お世話になりました。真白のお母さんにもちゃんと伝えてよね?」
あれから朝ご飯を食べ終わって少し喋っていると杏が帰ると言い出した
そして今は杏を送り出し中
「うん。分かってる!杏…」
「ん?何」
「‥ううん。何でもない‥気をつけなよ?」
あたしがそう言うと杏は"ホントありがとう、またね"と言って家から静かに出て行った
「大丈夫‥かな」
ひとりになり、ポツリと呟いてお母さんが帰ってくるまで家で過ごした