幼なじみは先生
だって、それはね。
――――――‥‥
「お母さん、行ってくる」
カバンを肩に掛けてドアの取っ手に手をかける
「気をつけてねー!いってらっしゃい!」
それを聞くと外に出た
雪‥少し溶けたなぁ
なんて思いながらバス停に向かって歩いた
――‥‥
「すみれー!」
カフェの前でひとり立っているすみれに手を振る
「真白ちゃん‥おはようございます」
「中、入ろっか?」
すみれが頷いたのを見て店内へとふたりで入る
「いらっしゃいませ!」
コーヒーの匂いが店内を包み込んで鼻をくすぐる
いい匂いだな‥‥
「あそこのテーブルにする?」
「あ‥はい」
いつになく、元気がなさそうな…
どうしたんだろ……