幼なじみは先生
だって、それはね。


――――――‥‥


「お母さん、行ってくる」

カバンを肩に掛けてドアの取っ手に手をかける


「気をつけてねー!いってらっしゃい!」


それを聞くと外に出た


雪‥少し溶けたなぁ


なんて思いながらバス停に向かって歩いた


――‥‥


「すみれー!」


カフェの前でひとり立っているすみれに手を振る

「真白ちゃん‥おはようございます」


「中、入ろっか?」


すみれが頷いたのを見て店内へとふたりで入る


「いらっしゃいませ!」


コーヒーの匂いが店内を包み込んで鼻をくすぐる

いい匂いだな‥‥


「あそこのテーブルにする?」


「あ‥はい」


いつになく、元気がなさそうな…


どうしたんだろ……


< 333 / 402 >

この作品をシェア

pagetop