幼なじみは先生


「飲み物買ってくる!すみれは何か飲む?」


「あ!じゃあ、ミルクココアで。すいません、なんか。お金、これ」


そう言ってすみれからお金を受け取る


「いいって、あたし奢るよ。」


「けど…」


「じゃあ買ってくるね!すぐ戻るから」


そう言うとキャラメルティーとミルクココアを買って何分かしてすみれのもとに戻った


「はい、コレ!」


カタンッ…


すみれの前にカップを置く


「ありがとう…」


「どういたしまして。…なんか、あったの?」


あたしがそう言うと意味ありげにビクッと顔を強ばらせた


「あたし、恋…してるんです」


一瞬、体が固まる


すみれが…?


「え?恋?あたしに何でも相談していいからね!うわぁ…すみれが恋かぁ」


友達として凄く嬉しい


まさかすみれがあたしに相談してくれるなんて思いもしなかったし…


嬉しいし、力になれることなら何でも協力してあげたい


思わず口角が歪む


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