幼なじみは先生
「よし。帰ろ…」
あたしはそう呟いてまた歩き出した
―――――…
「それにしても雪溶けるのはやいなぁ」
コツコツと家までの道をひとり歩く
ビュッ
「わっ…寒っ」
風が髪を靡かせる
天気も前より明るくなったし…これなら一人でもまた帰れるな…
なんて思っていると近くの公園から鈍い音が聞こえてきた
それと同時に男性?の痛そうな声が混じる
何かあったのかな…
公園に足を忍ばせて見つからないように木の後ろに姿を隠した
ヒョイッと顔だけ出して何があったのかみてみる
「………」
よし、見なかったことにしYO☆
いやいやいや、そうじゃなくて!
なんか殴り合いしちゃってるよ!おい!!
怖さでどうしていいかわからなくなる