幼なじみは先生


「よし。帰ろ…」


あたしはそう呟いてまた歩き出した


―――――…


「それにしても雪溶けるのはやいなぁ」


コツコツと家までの道をひとり歩く


ビュッ


「わっ…寒っ」


風が髪を靡かせる


天気も前より明るくなったし…これなら一人でもまた帰れるな…


なんて思っていると近くの公園から鈍い音が聞こえてきた

それと同時に男性?の痛そうな声が混じる


何かあったのかな…


公園に足を忍ばせて見つからないように木の後ろに姿を隠した


ヒョイッと顔だけ出して何があったのかみてみる


「………」


よし、見なかったことにしYO☆


いやいやいや、そうじゃなくて!


なんか殴り合いしちゃってるよ!おい!!


怖さでどうしていいかわからなくなる


< 359 / 402 >

この作品をシェア

pagetop