幼なじみは先生


『最近、先生とどう?』

ドクンッ


「え…?何で」


何でそんなこと聞くの?
だって連は…

辛く、ないの‥‥?


「全然」


戸惑いながらも口を開く

『そっか…』


コクンと頷いて髪の毛を耳に掛ける


『俺さ…お前のこと好き』


ドクンッ


急に言われてカアアと顔が熱くなる


『けど…だけど……友達に、戻るわ』


「えっ…?」


ザアッ


風が連とあたしの髪を靡かせて街灯が光を灯す


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