幼なじみは先生
「おはよ…真白」
優しく微笑みながらいつもより元気に挨拶する杏
「おはよ。」
あたしも笑みを浮かべながら口を開く
「あのさ、創也先輩と何だけど…」
ゴクンッと唾を飲み込む
「付き合うことにはならなかったけど友達からでってなった」
照れくそうに頬を赤く染めながら言う杏
「え?ホント!?良かったじゃんか!」
良かったぁ…
こっちまで嬉しくなって杏と一緒に笑い合った
ホントに良かった…
杏が元気になって‥‥
それから昨日あったことをいっぱい聞いた
――――‥‥
『‥は、こうなることから……』
今は数学の授業。
もちろん担当はいっくん
ノートにシャーペンを走らせながら昨日あったことを思い返す