幼なじみは先生


「えぇ?そうなの?」


「はい、撮影した映画は学校の授業を一時間から三時間消して見るそうです」


あぁ…みんなに見られるなんて最悪すぎる‥‥

ましてやクラスの人も見るなんて‥‥‥


「そっかぁ‥‥」


笑みを浮かべながら言葉をもらした


「…晃先生、誰か好きな人がいるんでしょうか…真白ちゃん」


ズキンッ…


鼓動が揺れる


「そんなん…いる訳ないって!」


アハハッ…と笑い飛ばす


ここでいっくんの話が終わりますように…またなんてあたし‥‥‥


ぎゅっと拳に力をいれる

「あたし、行くね!!杏が待ってるか―‥」


"もしれないから"と言おうとした時、言葉が呆気なく途切れた


「逃げるの?」


冷たい声が耳に響く


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