幼なじみは先生
小さな勇気


「あ……」


すみれ‥‥‥。


いつものように大人しそうなすみれの姿


ガタンッ


「すみれ‥!!」


席を立ち上がってすみれに声を掛ける


チラリと冷たい目をして振り向くすみれ


「‥おはよ!」


ドクンッ…ドクンッ


緊張で手に汗が滲む


応えてくれるかな…


「……………」


無言のすみれ。


すみれは何も言わないままフイッと自分の席についていった


ズキンッ…


胸が痛む。


「ッ……」


これは予想してたことじゃん‥けど

わかってたけど辛い


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