幼なじみは先生
「あ、杏!」
「…真白!」
手を振って杏に近付く
「おはよー、宿題わかった?」
コクリと頷いて笑みを浮かべる
「そういえば…最近、創也さんとどうなの?」
戸惑いながら頬を赤らめる杏
「えっと…今度、遊ぶ事になった…」
恥ずかしそうに両手で顔を隠す
「ふっ…よかったじゃん!頑張れよー!!」
そう言うとパシッと杏の肩を叩いた
――――――
――…
『ということだから…』
今は数学の授業。
もちろん、担当はいっくんでして。
「あ…」
小さい声でボソリと呟く