幼なじみは先生


ガラッ


ドンッ!


「痛っ〜」


ドアに気付かずに直撃したあたし。


鼻がっ…両手は箱で塞がれてるから抑えられないし…


涙を浮かべながら痛さに堪えていると横から吹き出す声が聞こえた


『ククッ…大丈夫か?』


また吹き出すいっくん


「ひどっ…!もう知らない」


スタスタと資料室の中に入ってドンッと音を立てながら箱を置く


いっくんはまだ笑みを浮かべたまま資料と箱を置いた


「じゃあ、戻るから!…ングッ」


後ろから冷たい手で鼻を少し摘まれながらトンッといっくんの胸にスポンと収まる


「にゃにふるの〜っ」


視線を上げていっくんを睨む


しかも鼻、さっき打ったばっかなのに〜っ


ニヤリと怪しく、でも甘い優しい笑みを浮かべながら耳元に甘く囁かれた


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