幼なじみは先生


サーッ


カーテンをゆっくりと戻して深呼吸をする


何でいっくんがいるのでしょうか…


ウーンと首を捻って相づちをうつ


「よし、起こしてみよう」

そう呟くとまたカーテンをを動かして手を差し出す


無邪気な子供のようにスースーと眠るいっくん


ピクッと手の動きを止める

トクンッ…


無理!無理!無理!

絶対、起こせない!

だって―…。


その時、いっくんの顔こちらの方に動いた


ビクッ‥


起きちゃった‥かな?

隠れなきゃ!!


サッと別のベッドの方に影を潜める


『はぁ…ねむ』


トクンッ…トクンッ


こちらの方へいっくんが近付いてくるのが分かる

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