幼なじみは先生
不器用な告白と誓いのkiss。
世界が一瞬、止まったかと思った
「え…」
これは夢?現実?
あたしを抱き締めるいっくんの温かい腕
『ん?』
優しく微笑みながらあたしを包む彼。
違う。
夢じゃ…ない。
視界がまた涙で歪む
「ホン‥‥ト?」
『何回も言わすんじゃねぇよ。…俺が真白を守っていきたい』
「いっ…くん‥ヒクッ」
あたしはそう言うとまた涙を流した
こんなのって‥‥
嬉しすぎるよ。
『こんな俺だけど、俺の……女になってくれるか?』
ドクンッ
息をするのを忘れるくらい動きが止まる
「え、いっくん…」
顔がゆっくりと近づく
いっくんの髪がオデコにあたってくすぐったい
自然と瞳を閉じる
そして、両方ともなく…
kissを交わした――…