幼なじみは先生

「そうだッたんだ…!
ってか、かわゆい
あたしにも抱っこさせて!」

そう言ったのであたしは猫を杏に渡す

「はい、落とさないでよ?」

「大丈夫だって!
いいなー可愛い!」

猫に頬をすりつける杏

あ…そうだった!

「後でチェリーパイ渡すね」

あたしはチェリーパイが入れてある容器を見せた
「美味しそう!それ見たらお腹すいてきちゃった」

「ありがとっ」

あたしは微笑んだ

「あ!あたしこっちだから、またね」

「へ?あ、うん!また明日〜!!」

よしよし帰ろ〜。

あたしは角を曲がった

…んー待てよう
なんか忘れて…

「って!やばッ!」
あたしは杏の所まで走る
あ!いたッ!

「杏〜!!」

杏がこちらに振り向く

「ふぇ?真白?」

「ハア…ハア…ねこ…」

あたしは必死に訴えかける

「え?猫…ああ!いやぁ
あのまま抱っこしてたんだッた!ゴメン」

とりあえず猫を受け取る
「後、チェリーパイ渡すの忘れてたから!
ハイっ」

杏にチェリーパイを渡す
「ホントごめんね」

「大丈夫」

はぁ…ひと安心…

渡せて良かったぁ…
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