幼なじみは先生
「な!」
お母さんが声を上げる
「な?」
「にゃんてかわい〜のぉ!」
猫を抱き上げ頬を擦り付ける
「…ハハッ」
あたしはその光景をただ唖然と見ていた
そんな時―――
ガチャッ!
「ただいマッスルー!」
ゴンッ!!
あたしの頭に扉が直撃
「いっだッ!」
うぅ…(泣)
「痛いよッ!お父さん!って!おい!!」
お父さんを見るとお母さんと一緒になって猫に頬を擦り付けている
いやいやいや、普通猫より先に娘に謝れよッ!
するとお母さんが何か思い出したらしく
「パパ、今日は食後にチェリーパイがあるのよ」
なんか言って二人して猫を抱えながらリビングに姿を消した
なんなんだ…
一体…ってかお母さん、あなた本当に自分が作ったみたいになってますよ?
もう呆れすぎて笑えてくる…