幼なじみは先生

ピンポーン―…

「はーい!」

カチャッ

『あの、こんばんは。』
「きゃあ!晃くん!格好良くなちゃってぇ!お久しぶりねぇ」

真白のおばさんが笑う


『お久しぶりです』

「何か用なの?」

『あ、猫のことなんですけど…』

すると真白のおばさんさんは「ああっ!」と言う様な顔をして手を両手でポンッとやった

「真白が今日捨て猫を拾ってきた猫ちゃんでしょ?真白が電話で晃くんに教えたのかしら?」

『あ、はい。』


サンキュー真白!

心の中でガッツポーズ

「ちょっと待ってね今真白呼ぶから」

真白のおばさんはそう言うと階段の方を向き
「真白〜!!晃くんが来てるわよ〜」
と言った

ビクッ

突然のことでビックリする俺。


真白からの返事はない…
「真白〜?どうしたの?晃くん来てるのよぉ?」

いくらおばさんが呼んでも来ない真白。

どうしたんだ…?アイツ…

真白のおばさんがクルッと俺に向き直る

「晃くん、ゴメンなさいねぇ〜良かったら晃くんから真白の部屋に行ってちょうだい」
< 51 / 402 >

この作品をシェア

pagetop