幼なじみは先生
大嫌い宣言
「こんなの‥こんなのいらないっ」
ひどい…
ひどいよ‥?
いっくん…
お前の胸に興味ないからって酷くない?
「帰って…1人に‥して」
泣くな…
泣くなあたし!
あたしは必死に瞳から溢れ出しそうな涙を堪える
『真―』
「バイバイ」
あたしはドアを閉めた
そのままドアにもたれかかりながらあたしは両手で顔を抑えた
いっくんなんて――――――大嫌い…。
その日は、眠れない夜を過ごした
「真白、起きて!朝だよー!」
お母さんの声
「ん…?」
あたしは瞳を開けた
あれ…あたし、あのまま寝ちゃったのかな…?
重い瞳をこする
「真白ー?」
「っ…」
ああぁ…あたしってこんなに涙もろかったんだ…
朝から泣くとかバカじゃん…
いっくんのせいなんだから…
するとドアが開いた