幼なじみは先生

「あっ!」
あたしはダンボールからばらまいた資料を見て声をもらす。
そしてあたしは資料がばらまいてある方に駆け寄った。
「どうしよう!いっくんごめんね」
あたしは涙目になりながらいっくんに言った。
『いや、別にいいから。片付ければいいことだし』
と、あたしに笑いながら言う、いっくん。

「本当にごめんね…」
あたしはもう一度謝り、資料をまとめてダンボール箱に入れた。

そんなこんなで資料は無事ダンボールに片付けおえた。

グーキュルッ

『ブッ!真白、お前の腹はどうなってんだよ』

うわあぁ〜///
何で、鳴るのよ!
しかも、"グーキュルッ"って!
最悪!穴があったら入りたい

『まぁ、お昼だし真白、お腹すいたんだろ?
俺の家でお昼、食ってくか?』

パアアッ
あたしの瞳は一瞬で輝いた。
(たぶん…)
そんなことより、いっくん最高すぎだよ!
あたしは即答する。

「うん!」

『普通は遠慮するだろ?』
そう言って、少し笑ういっくん。

「えっ!…遠慮します!」
『うそだよ、いいぞお昼、食ってっても』

「やったぁー!」
あたしはガッツポーズをしながら言った。

すると、いっくんが立ち上がり下におりていく。
たぶん、いっくんママに言いに言ったのだろう。
あっ!
あたし、だったら料理作るの手伝おう!

そしてあたしは、リビングに向かった。

ガラッ

「あら真白ちゃん」

「ママさん」

あたしがドアを開けようとしたらいっくんママとパパさんが出てきた。

「どうしたんですか?」

「今日はね、私とダーリンの結婚記念日なの♪
それでこれから旅行に行くのよ、ねぇ、ダーリン」

あっ、だから大きな荷物を持ってるんだ…

すると、いっくんがドアから出てきた。
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