幼なじみは先生



「ハア‥ハアッ」


辺りを見回すが誰もいない。

フフン!そのはずさ!

何故ならば5分前に着ているからなのだ♪

だって理科のテストが終わったら先生、『後は好きなように過ごせー』って言ってたもんね!

他の学年の人は今頃まだテストでもやっているだろーし。

時計に視線を写す

後2分後には…!!


「♪〜♪、♪〜」

鼻歌をうたうあたし


おお!後…10…9……7…3、2、1!

開店の看板がぶら下がる
「おばちゃん!ミルクプリン五個ちょうだい!」
あたしの今の笑顔は今日で一番だろう

「はい、ミルクプリン!500円ね」

袋に入ったミルクプリンを受け取り500円を渡す

「やっは゜もう一つ下さい!」

いいです!どうせあたしは欲張りですから!

もう一つ受け取り100円を渡した

お!きたな!

あたしはそそくさと教室に戻っていった


今日あたしついてるんじゃない?!


「ハハハっ」

どてっ!つるん!

オーマイ…ガット…

ついてるんじゃない?と思っていたあたしに今や深く後悔。
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