幼なじみは先生
あたしは杏を見た
本当は辛い。誰かに聞いてほしい
けど、言ったら絶対に引かれる
でも一回でいいから聞いてほしいんだ…
「杏、あたし―――」
あたしは決心し小さく呟いた
キーンコーンカーンコーン…
その時あたしの声と同時に予鈴が鳴った
「ああぁ!いかないとじゃん」
杏が立ち上がる
「へ?あ、あぁうん!」
あたしも立ち上がり杏と教室に走った
はぁ…やっぱり言える訳ない……
ガラッ
しーん…
みんなの視線が突き刺さる
ど‥したんだろ…
その時、黒板が目に入った
「え…
嘘……」
何で…こんな