幼なじみは先生
相変わらずあたしの頬は熱いまま
そんなあたしを見るといっくんは焦りながらあたしに言った
『もしかして俺、何かした…?』
うん、した。したよ。
嵐のようなkissをあたしに降り注いだよ?
けど、それは言えない
だって、恥ずかしいっていうか‥なんと言うか…
「う、ううん!大丈夫‥うん!」
あたしは笑った
いまだに鳴り止まない胸の鼓動
いっくんの唇の体温があたしの唇に焼き付いて離れない
熱い…
『何か‥してたら、ごめん。』
「大丈夫だって!さ、いっくんは学校でしょ?早く支度しないと!」
いっくんを押す
『ちょっ‥待てって!』
「遅刻するよ?」
『真白は行かないのか?』
胸がズキズキ痛む
「あたし、は‥今日、体調悪いから」
学校になんか…まだ、行けないよ
みんなに顔合わせられない…
特に杏には……
少しいっくんと結ばれたことに罪悪感があたしを襲う
そんな自分に嫌気がさす