幼なじみは先生
そしてあたしは冷蔵庫を開け、どんな食材があるか見た。
「んーと、そうだ
カレー作ろう」
そして,いっくんを見返してやる!
「あちッ」
「いったぁ〜い」
すると、いっくんが台所に来た。
『真白、あとでってどうした?真白?』
「いや、ちょっとやけどしただけだから大丈夫!」
『大丈夫じゃねーよ!
真白は女だろ?!跡が残ったらどうすんだよ!』いっくんはそう言うとあたしの手を取って水道から水を出し、あたしの手に水を掛けた。
トクン、トクン
あたしの胸が高鳴る。
どうしよう…
嬉しい
いっくん、あたしのこと"妹"としか思ってないんじゃないかと思ってた。でも、いっくんはあたしのことちゃんと"女"として見ててくれたんだ…
あたし、嬉しすぎて涙が溢れそうだよ……
そして,いっくんはタオルであたしの手を拭いた。
「ありがと…いっくん…」
『火には今度から気をつけろよ?』
「うん!」
あたしは微笑んで頷いた。
『真白、俺も手伝うから』
「えっ!いいよ」
『また、こんなことになったら俺が困る』
「…分かった」
「出来たぁ〜!!」
あたし達はそれからお昼を食べて、皿を洗った。
「あのさ、いっくん」
『何?』