幼なじみは先生

「さっきなんか言いかけたよね?ほら、あたしがやけどした時」

『あぁ、母さんに遊園地の無料券もらったから今日行かないかと思って』
「え!?行きたい!いっくん連れてって!」

『ん〜、じゃぁ行くか!』
「やったぁ〜!!」

そしてあたし達は玄関から出ていっくんの車に乗った。

「楽しみ〜!!
ねぇ、いっくん!ジェットコースター乗ろうね!」
『はいはい』
いっくんはそう言って、微笑んだ。


カチャッ

『まーしーろ!起きろ!着いたぞ』

「〜〜、んー、へっ!?」
『遊園地着いた』

あっ!そっかぁ!

『ほら、行くぞ」

「はーいっ!」

あたしはそう言って車から降りる。

それを見ていっくんは車のカギを閉めた。

そしてあたし達は遊園地の券を売っているおじさんに無料券を見せ、中へと入った。


「うわぁ〜!!」
あたしの瞳は今輝いているだろう。

『ガキかよ』
いっくんが眉間に眉を寄せてニカッと笑った。

トクンッ

ヤバい、今あたし顔真っ赤だ…

「ほッほら!ジェットコースター乗ろう!」
あたしは必至に顔を隠しながらごまかした。

そして、ジェットコースターに乗る入り口まで行った
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