幼なじみは先生


あたしは逃げないから…

もう迷わないよ……


いっくんを愛してるから





『真白?』

「あっ…いっくん」

両手に息を吹きかける

『何やってんだよ、10月なのに‥風邪引くだろ?』

あたしはゆっくりと立つ
そうあたしは今さっきまでいっくんの家の隣のとこにしゃがみ込んで帰りを待っていたのだ…

「いっくんに話があってきたの‥」

いっくんの瞳を見つめる
『いいよ。何でも言え』そう言ういっくんはあたしに優しく微笑みかけた
いっくん…

「あのね、昔よくあたしといっくんとで遊んでた公園行っていい?」

『おう』


公園につくと昔は広く感じてたのに今になると何だか小さかった

ガコンッ

『ん。これ飲め』

そう言って温かいホットココアをあたしのほっぺに当てた

トクン…

「あ、ありがとう」

座っているブランコを少しこぐ

……………………

「何で何も言わないの‥?」

何でなにも聞かないの?
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