幼なじみは先生


『んだよ‥』

連があたしを見る

「連、凄いよ!上手すぎる!美味しそう〜!!」

連が自分だけで作ったスイーツ。

凄く上手に切られている色とりどりな果物達。

凄い…凄いよ、連。

あたしは連に向かって微笑んだ

『何で笑うんだよ。ま、俺に合ってないとか思ってんだろ?』

「馬鹿!合ってるとか合ってないとかそんなの言わないの。好きなことにそんなの必要ないでしょ?見た目じゃない、好きなことを純粋にしてる気持ち。連はすごいんだから、自分に自信持ちなよ?」

あ…言い過ぎちゃ――‥
連を見ると凄く真っ赤な顔をした連がいた

なんか…

可愛い…!

それから部活が終わり杏のとこに行こうとした時、後ろから制服の袖を掴まれた

え?何?…

後ろを振り向くと連がいた

『…』

「連?」

『ありがと…』

彼はそう言うとすぐにあたしの前から去った

「え……」

今、連。ありがとって言った…よね?

なんだろ…何か…

嬉しいっ…
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