【短編】オーカミは、ウサギに恋をする。
「柱かと思ったし。」



「お前は柱に突進すんのかよ」



「…良かった、柱じゃなくて。とりあえず大きなケガしなくて済んだし」



答えになってねーだろ



そう思いながら



ニッて笑うちっこい女と目線を合わせた



「俺、御上 叶夜」



「私、宇佐美 遊羽」



何か知らないけど



手を出されたので



握手した



「よろしく!!オーカミ」



「御上だよ。オーって伸ばすな」



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