あくま彼女

あたしは
バカだったんだよ。


なーんだ、簡単ジャン。


あたまをよぎった言葉。



「はい。ミレイ・ミフィーネ、必ずあくまになって見せます!」




―あたし、あくま彼女。


あたしの美しさをもってすれば、人間なんか簡単に落とせると思った。




そう。

あたしがあんなヤツを選ばなければ・・・。



< 5 / 9 >

この作品をシェア

pagetop