おみやげ
!!
学習机の上に手を伸ばしかけたその時、今までで一際大きな、恐怖にも似た感情が湧き上がった。
「なんで……ここに……あるの」
机の上には、ちょこんとクマのぬいぐるみの付いたキーホルダーが座っていた。それは、間違いなく私が世界で一番目にしたくないものの一つだった。
忌まわしき、過去の思い出。
元は私の大のお気に入りだったキーホルダー。それは、ある時を境に一変する。視界の端にその姿が映り込むのさえ嫌になって、いつの間にやら、私の手元から消えてなくなっていた。
私はくらくらとして、机の下のスペースに収納されるように置かれていた椅子へと手を付いた。
学習机の上に手を伸ばしかけたその時、今までで一際大きな、恐怖にも似た感情が湧き上がった。
「なんで……ここに……あるの」
机の上には、ちょこんとクマのぬいぐるみの付いたキーホルダーが座っていた。それは、間違いなく私が世界で一番目にしたくないものの一つだった。
忌まわしき、過去の思い出。
元は私の大のお気に入りだったキーホルダー。それは、ある時を境に一変する。視界の端にその姿が映り込むのさえ嫌になって、いつの間にやら、私の手元から消えてなくなっていた。
私はくらくらとして、机の下のスペースに収納されるように置かれていた椅子へと手を付いた。