君のNo.1 ~接近~


通い慣れた道

近所のおばちゃんや友達と挨拶を交わす


「よっ、愛花。」


突然後ろからした男の声に

あたしは驚いた


「きゃっ!」


思わずその場に座り込んでしまった


「ごめん、おどかすつもりなかったんだ。」


顔を上げると直紀がいた


「大丈夫か?」


そう言って直紀があたしの肩に触れた途端

あの日の事が蘇ってきた


「嫌っ!」


思わず直紀の手を振り払ってしまった


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