君のNo.1 ~接近~


足元がおぼつかないあたしを

恵梨は必死に支えて

近くの公園のベンチにあたしを座らせた

だいぶ落ち着きを取り戻したあたしに

恵梨は優しく問いかけた


「何があったの?直紀に何かされた?」


あたしは首を横に振った


「直紀は悪くない。ただ急に後ろから声かけられてびっくりしちゃったの。」


嘘をついた

言えないよ…

凉司との事は…


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