君のNo.1 ~接近~


聖来君が言う『アイツ』は

きっと凉司の事だ


「お前平気なのか?」


「うん、もうアイツいないから…。引っ越した。」


パッと起き上がった聖来君


「引っ越した!?逃げたのか?」


聖来君の表情がさらに厳しくなる


「違うと思う。もともと引っ越しは決まってたみたいで、それで焦って…。」


「もう言うな!わかったから…。」


あたしの言葉遮るように言った


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