君のNo.1 ~接近~


その背中を見ていたら

なんだか話したくなった


「本当はね…全然大丈夫じゃないんだ。忘れたくても消えてくれないの。今朝もね…。」


あたしは朝の直紀との事を話した

いつの間にか聖来君は

座ってあたしと向き合っていた

何か言う訳でもなく

ただ聞いててくれた


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