君のNo.1 ~接近~
聖来君のおかげで
今あたし自然に笑えてるもん
「お前は、その顔の方がいいよ。」
そう言った聖来君の顔は真剣で
あたしはドキッとしてしまった
胸のドキドキを隠すために話を変えた
「そういえば聖来君、あたしの事"お前"ってしか言わないね。あたしは"愛花"だよ!ちゃんと愛花って呼んで?」
聖来君は返事をしなかった
それでもあたしはしつこく言う
「ねぇ、ねぇ。あ・い・かって呼んでみてよ~。ねぇ~聖来君!」
「わかったよ…そのうちな。」
聖来君は呆れ顔だった