君のNo.1 ~接近~


恵梨に呼び止められたけど

あたしは廊下へ飛び出し

人だかりの方へと走った

生徒達の壁の向こうで

暴れている数人の生徒を

先生達が止めていた


「離せ!触んじゃねぇ!!」


その声はまぎれもなく聖来君だった

あたしは野次馬をかき分けて近づいた


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