君のNo.1 ~接近~


聖来君と目が合い

時間が止まったように感じた

今までにないくらい

二人の距離は近かった


「ごめん、俺のせいで…。」


悲しげな瞳で

赤く腫れたあたしのほっぺに

手がそっと触れた

ひんやりとした聖来君の手に包まれて

痛みが和らいでいくようだった


「冷たくて気持ちいい。」


聖来君の手に自分の手を重ねた


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