君のNo.1 ~接近~


もうケンカ相手の二人も

保健室にいないだろうと思い

手当てをしてもらいに行く事にした


立ち上がり歩き出すと

聖来君が心配そうに聞いてきた


「もう歩いて大丈夫か?」


「ばっちり!早くしないと、おいていっちゃうよ!」


あたしは軽く走ってみせた

聖来君は待てよと

小走りであたしの隣に並んだ


「ありがとな、愛花。」


一瞬聞き間違いかと思った


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