君のNo.1 ~接近~


教室に戻ると

恵梨と皐が近づいてきた


「愛花ちょっと…。」


二人に呼ばれベランダに出た

二人の表情は深刻だった

重い口を開いたのは恵梨


「愛花、言いにくいんだけどさ…愛花を無視しろって話が広まってる。原因は聖来君だよ。」


「どういう事?」


「二人一緒にいる事が多いから、なんで愛花だけって女の子達が言ってる。愛花のせいで聖来君と話せないって。」


ずっと黙ってた皐も口を開いた


「聖来君と関わるのやめなよ。そしたら無視される事もないって!愛花前にあの人のせいで殴られた事もあったし、いい事ないって。」


「そんな事ない!!」


いくら皐でも

聖来君の事を悪く言われるのは

我慢できなかった


< 66 / 84 >

この作品をシェア

pagetop