君のNo.1 ~接近~


あたしはしばらく聖来君の腕の中にいた

だいぶ呼吸が楽になり

落ち着きを取り戻していた

パニックで全く気付かなかったけど

聖来君の鼓動は

有り得ないくらい速かった


「ありがとう…。もう大丈夫だよ。」


あたしの言葉に反応した

聖来君の顔は不安でいっぱいだった


「本当か!?もう苦しくないか?」


笑顔で頷くと


聖来君もやっと安心したようだった


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