君のNo.1 ~接近~
その優しさは嬉しいようで
なぜか寂しかった
「聖来君はあたしといるの嫌?あたしは聖来君といたいよ。みんなに無視されたって何を言われたって構わない。全然平気。だから一緒にいて?」
聖来君は少し考えた後
口を開いた
「わかった。俺もお前といたいから、一緒にいて。」
あたしは迷わず頷いた
何度も何度も頷いた
「愛花は俺が守から。」
あたしは聖来君の腕に包まれていた
イジメや恵梨と皐との関係への不安より
聖来君の優しさに包まれて
幸福感に満たされていた