音速より速く。【短編集】
明日が分からないから、誰しも未来が分からないから、人は歩みを止めないのだろうか。



全てを知ってしまえば、どのようなものでも輝きを失ってしまう。



私が海の底に沈めたソレは、永遠に答えを知らないままの方がいいのかもしれない。


もしかしたら、それが私にとってのシアワセなのかもしれない。


人は本当に知りたい答えの一歩手前を目指し、歩いているのかもしれない。



立ち止まった私をそよぐ風が包んだ。
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