あなたのテガミ



「ゆー!!
そろそろ降りてらっしゃい!」


「うわっ!
声でかいな〜。」


「行かなくていいの?」


悠ちゃんは机の方をがさがさと何かしている。


「行くよ。
はい。また明日ね。」


悠ちゃんが去りぎわにあたしに渡したのは手紙だった。


「うん。
また明日。」


そう言ってあたしと悠ちゃんはお互いの窓を閉めた。






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