あなたのテガミ



「凪波にはちゃんと言おうと思って、

いつ言おうか見計らっていた。」


「…何を?」


「僕…

受けることにしたんだ、
手術。


何もせずにいるより、

何かしたほうがいいだろ?」


「ほんとに…
受けるの?」


「…うん。」


そう言った悠ちゃんの目は、

夕日のせいか、

色々な感情が入り交じってるように見えた。






< 134 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop