ピンチヒッター
「真季ィ、それユニフォームか?」
正太がやってきた

「そうだよ~。どう、似合ってる?」

「おう、似合ってる似合ってる」

「な~んか、嘘っぽいな~」

「いや、ホントだって!」

互いに笑い合う


「気持ち悪いよ、お前ら」

桜庭亮が“ぬっ”と出てきた!

「うわ、急に出てこないでよ!
ビックリするじゃん!」

「うるせぇ!!
ラブラブオーラ振りまかれてウザイんだよ」

「ら、ラブラブオーラなんかじゃ・・・・・・」

「それに正太!好き勝手動いてんじゃねぇよ」

「ご、ごめん」



「じゃ、応援よろしくな」
桜庭亮は正太の首根っこを掴んだ

「うん、任せといて!」

「皆も、応援よろしくお願いします」

桜庭亮はあたし以外のチア部に対しては帽子を取り、頭を下げた

何よ、この違いは!

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