ピンチヒッター
第二十一章 嫌がること
正太は泣いていた

声かけづらいなぁ~

いや、こんな時こそあたしが・・・・・・

「藤原」

正太の方へ行こうとして呼び止められた

声のした方には桜庭亮

「ちょっと付き合ってくれないか?」

「野球部の皆と一緒にいなくていいの?」

「ああ、収拾つくまで時間かかりそうだし、特別に許してもらった。
って、もしかして正太に声掛けようとしてた?なら・・・・・・」

「いや、大丈夫大丈夫!
正太は今話しかけづらいし、後にするよ」

あたしは慌てて答えた

そんな風に頼まれたら、断れないし

「そっか、悪いな」
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