ピンチヒッター
あたしは正太と顔を見合わせた
「なんだよ、お前らだってあるだろ!
大好きで、得意で、
自分でわかるくらい才能あって、
周りの奴らだけには負けたくないって思えるもんがさ!!」
「・・・・・・別に」
「・・・・・・別に」
正太とハモった
「ちょっと待て!
正太、お前はバッティングがあるだろ」
「俺は最近打てるようになっただけで、才能なんてわかんないよ。
今はただ、打席に立てることが嬉しいんだ」
今度は桜庭亮と顔を見合わせた
「何だよ、二人して」
「いや、野球バカだな~と思って。な?」
あたしは桜庭亮の言葉に頷いた
「いーよ、別に。野球好きだし・・・・・・」
あーあ、拗ねちゃった
「藤原もホントに無いのか」
桜庭亮はあたしを見た
「もう全っ然!
考えた事も無かったよ」
「部活とかは?」
「別に興味ないしね~。
それに、野球部の試合観れなくなったら嫌だし」
「じゃあ、野球部のマネージャーやってみないか?」
「なんだよ、お前らだってあるだろ!
大好きで、得意で、
自分でわかるくらい才能あって、
周りの奴らだけには負けたくないって思えるもんがさ!!」
「・・・・・・別に」
「・・・・・・別に」
正太とハモった
「ちょっと待て!
正太、お前はバッティングがあるだろ」
「俺は最近打てるようになっただけで、才能なんてわかんないよ。
今はただ、打席に立てることが嬉しいんだ」
今度は桜庭亮と顔を見合わせた
「何だよ、二人して」
「いや、野球バカだな~と思って。な?」
あたしは桜庭亮の言葉に頷いた
「いーよ、別に。野球好きだし・・・・・・」
あーあ、拗ねちゃった
「藤原もホントに無いのか」
桜庭亮はあたしを見た
「もう全っ然!
考えた事も無かったよ」
「部活とかは?」
「別に興味ないしね~。
それに、野球部の試合観れなくなったら嫌だし」
「じゃあ、野球部のマネージャーやってみないか?」